愛知の中小企業診断士 宮沢亮のブログです。
高木守道と落合博満
2012-12-10
私は愛知県で産まれ育ってきましたので、当然中日ドラゴンズファンです。
今年の中日ドラゴンズの話題の1つは、高木守道監督と権藤博ピッチングコーチの「70代バトル」でした。高木監督と権藤コーチが投手起用を巡ってベンチで口論することが度々あり、高木監督が負け試合のインタビューで、「そんなことは、ピッチングコーチに聞いてくれ!」と声を荒げたこともありました。
前年までの過去8年間の中日ドラゴンズの監督といえば落合博満氏で、ピッチングコーチは森繫和氏です。落合監督いわく、「投手部門に関しては、森コーチに1ミリも残らず任せ切っていた」そうです。投手起用を全て任せ切っていたので、監督がその日の先発投手を知らないこともあったとのことです。なおかつ落合監督は、コーチの采配に全ての責任を負うのは監督の仕事であるという態度を貫いていました。私の知る限り、落合監督が森コーチの決定に対して何か言及したことはありません。落合監督の、「コーチに全てを任せて」、「責任は全て監督がとる」という態度があったらからこそ、森コーチは安心して思い通りにピッチングコーチの仕事をして、中日が投手王国を築くことができたのだと思います。
高木監督と権藤コーチの「70代バトル」と、その結果として権藤コーチが1年で中日を退団したことを知ったとき、私は悲しい気持ちになりました。私の知らない事情がいろいろあるでしょうが、やはり上司である監督は、部下であるコーチに仕事を任せて、責任は監督がとるという態度を通してほしかったです。部下にとっては、仕事を任されて、いざという時には上司が守ってくれると思えてこそ、安心して自分の仕事に取組み、結果としていい成績を残せると信じます。
←「ダメな自分を好きになる」前の記事へ
ブログトップへもどる